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アサヒ繊維工業株式会社
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アラジンブルーフレーム

製造部の伊藤敦です。
写真は、アラジンブルーフレームという名のストーブで1960年代にイギリスで製造された15型というモデルです。現在もアラジンブル―フレームは販売されていますが、この15型はシリーズ最初期のモデルで当時の梁瀬商事(現ヤナセ)が輸入していました。

昨年の12月頃、あるアンティークマーケットで見つけて、形のかわいさに一目ぼれしてしたのと、店主の、「芯は新品に変えてあるし、新品のマイカ(雲母板)付けるから。当時の箱とタグもあるし、これ絶対に価値があるから買いだよ...」という推しに負けて、つい購入してしまいました。店主から「灯油入れたらすぐに使えるから」と言われたものの、さすがに65年も経っているので、当時の汚れと、中身の煤汚れ、サビが酷かったので、正月休みに分解、清掃することにしました。15型は、ほとんどの部品が真鍮製なので、磨けるところはすべて磨きました。煤汚れを取り、金属磨きで磨くと真鍮の輝きもよみがえるので、磨いているとテンションも上がってきます。落としきれなかった汚れは、経年変化の味わいとして、納得したあたりで組み立てを開始。マイカも新品に交換して、まあまあの仕上がりでした。早速、灯油を入れしばらくしてから着火開始。心配していた燃料漏れもなく、きれいな青い炎を確認することができました。

お湯を沸かし、青い炎を見ながらコーヒーを一杯。
癒しの時間を過すことができました。

★2025/02/14 by ASAHI FIBER INDUSTRY CO.,LTD.